「ワニの涙症候群」(crocodile tears syndrome)とは、食事の時に涙が勝手に出てしまう症状のことです。
顔面神経からは涙の分泌や唾液の分泌を支配している神経も出ていますが、損傷された神経が再生する段階で唾液の分泌を支配する神経が涙の分泌を支配する神経のほうに伸びてしまうと、この「ワニの涙症候群」という後遺症が現れます。
病的共同運動と同じく神経の再生に由来する後遺症のため治療が難しく、ボツリヌス毒素による治療も報告されていますが、基本的には治療が非常に難しい後遺症です。
ちなみに、「ワニの涙症候群」という名前の由来は、ワニが食事をする時に涙を流しながら食事をすることからきています。 |