顔面神経麻痺の症状について

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顔面神経麻痺の症状や原因、治療法など
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■ 顔面神経麻痺の症状
顔面神経麻痺の症状には顔面表情筋の麻痺以外にも、味覚障害、聴覚障害、涙の分泌異常などがあり、原因が何なのかによって症状も変わってきます。

また、原因によっては手足の麻痺・しびれや、口の中や耳のまわりに水ぶくれやかさぶたができることもあります。

■ 顔面表情筋の麻痺
顔面神経は顔の筋肉である表情筋の運動を支配しているため、神経が圧迫されたり血液が不足したりすることで神経が障害されると、顔面に麻痺が起こります。

顔面神経は左右別々なので、麻痺も通常は両側に同時に出現することはなく、左右どちらか一方のみの片麻痺として現れます。

また、顔面の麻痺が突然現れる場合と、数ヶ月間かけて徐々に現れる場合があり、突然麻痺が現れた場合には主にベル麻痺ハント症候群、徐々に麻痺が現れた場合はそれ以外の原因である可能性が高くなります。

■ 味覚障害
顔面神経の枝である鼓索神経は、舌の前2/3の味覚を支配しています。

そのため、顔面神経が障害されると舌の前方で味を感じることができなくなってしまう場合があります。

なお、舌の知覚は顔面神経ではなく三叉神経支配のため、顔面神経麻痺で異常が起こるのはあくまでも味覚のみで、知覚は正常のままです。

■ 聴覚障害
顔面神経からは聴覚(アブミ骨筋)を支配する神経も出ているため、顔面神経が障害されると聴覚過敏の症状が現れることもあります。

■ 涙の分泌異常
顔面神経麻痺の回復期になると、食事時に涙がボロボロと自然に出るという人もいます。
このことを「ワニの涙症候群」(crocodile tears syndrome)と言います。

■ 手足の麻痺・しびれ
中枢性顔面神経麻痺の場合は顔面の筋肉だけではなく、手足の麻痺やしびれが出ることもあります。

これらの症状は末梢性顔面神経麻痺で出ることは無いので、中枢性と末梢性の鑑別のポイントにもなります。

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